9・忘れえぬことば(大村はま)  

私の尊敬する人ナンバーワンかもしれない、
国語教師、大村はま さんの本です。
96歳まで、本や、講演や、公開授業で、
私たちにいろいろなことを伝えてくださいました。

高校の現代文のM本先生の著書で
この人のことを知りました。
M本先生の国語に対するスタンスは、この人の流れらしい。
だから私は、勝手に自分を大村先生の孫弟子だと思ってます(^_^;)

教師になりたかった自分を忘れそうなとき、
子供が言うことを聞かなくて腹が立ったとき、
原点に戻るため、この人の本を読みます。

「生徒がこっちを向かないのは、
 それだけ値打ちのある授業をしてないから。」
「静かにしなさい。と言う言葉を使わずに、
 教室を厳かな雰囲気にするべきです。」

胸に刺さる言葉が多いです。
教師である自分を鍛錬する努力を続けずして、
生徒に言うこと聞かそうなんて、おこがましいのだな。
謙虚に、またがんばろうって思えます。

薄い本だけど、卒業直前に読めてよかった。
最後の詩は、文集に使おうかな。
(07.3.4)
忘れえぬことば