8・銀色ナイフ(銀色夏生)
夏生さんのエッセイ!
枠にとらわれず、自分の気持ちに誠実に生きる
そんな夏生さんステキ。
私自身の感受性も強まってる時だからか、
いろんな言葉が、すーっと入ってきました。
「いじめられる方にも理由がある」とか書きながら
何回もイジメの話題を書いてるところが、彼女の優しさであり、
問題意識の強さであり。
「自由」といっても、好き勝手生きてるわけじゃない。
「学校はキライだった」って書きながら、
そこらへんの教育学者より、よっぽど教師のこと、理解してるわ、
と思った。
まさに、鋭いナイフで、
世の中をばしばし切り込んでいくみたい。痛快。
でも最後のあとがきが、泣かせる。